HOME ジャーナル

Journal

営業

2023.08.18

【イベント レポート vol.1】『“もったいない”を“未来の可能性に”』-ものづくりの現場と消費するヒトをダイレクトにつなぐ蚤の市、PASS THE BATON MARKET に参加して。

書き手 | 神野

7月15-16日に開催された「PASS THE BATON MARKET」に出店させていただきました。
コンテックスは昨年に引き続き2回目の参加でしたが、前回を上回る盛り上がりで直接お客様とお話しができて、とても有意義な時間となりました。
イベントの様子をたくさんの写真をまじえてご紹介します。

 

1.PASS THE BATON MARKET とは

PASS THE BATON MARKETは、
アウトレットセールでも、安売りでもありません。
企業の倉庫で眠っていた品物たち、商流からはずれてしまった個性のある品物たち、ちがう角度から光を当てたらもっとかがやく品物たちを、届くべきひとに届けるための試みです。

今は作られなくなり目にする機会も少なくなってしまった商品や、異なる背景をもつジャンルを超えた多種多様なアイテムなど、PASS THE BATONだからこそ出逢えるモノたちが2日間限定で一堂に会します。
会場は、コクヨ東京品川オフィス
「 THE CAMPUS 」毎年4回開催されてます。

 

ピンクのバルーンが目印
暑い中2日間とも開場前からたくさんのお客様に並んでいただきありがとうございました。
出店企業と運営が一体となって、
盛り上げよう!という熱い思いが集結した、まるで”大人の文化祭”のようなイベントとなり、私たちも大いに楽しみました。

2.「未発売商品」もチラ見せ!

コンテックスでは、本社倉庫にて日の目を浴びるのをじーっと待っていた、
パイル引きやプリント擦れなどで正規品質基準には満たさなかったが
使用には全く問題なく使っていただけるアイテムをたくさん出品しました。

今後販売を検討しているサンプルの靴下や、MOKUの新シリーズなどすでにコンテックスをご存知の方も
「ん?これはなんだ!」と手に取っていただき実際のお客様の反応を身近に感じることができました。

1日目で完売するアイテムも出てくるほどの大盛り上がり!!スタッフも気合のハチマキスタイルで接客していますね(^^)

今回は初めてワークショップにも参加♩

3.「靴下から生まれた不思議ないきもの。クツシタ人を作ろう!」

クツシタ人ってな~に?というところから、まずはご紹介。

クツシタ人(じん)はコンテックスの人気商品である『履くタオル』の製造過程で、品質基準をクリアできなかった靴下をアップサイクルして生まれたぬいぐるみです。

何とも言えない愛らしいたたずまいで、ついニギニギしたくなる触り心地。
“わけあり靴下”を使用しているので生産時の傷や、アイロンの折りジワなどが目立つものもあります。

また、縫製時のちょっとした個体差など、通常なら検品時に外してしまうような物もそのクツシタ人の個性として許容しています♩

 

なんかかわいい。。
完全体になる前のクツシタ人がこちらです。オンラインショップには載っていない姿です♩
これを見ると本当に靴下だったんだ!と思いますよね(^^)

このクツシタ人ひとりひとり触るとわかるのですが、柔らかいのもいれば、がっちり硬めのもいて、、、
みなさん譲り合いながらも自分好みのものをえらんでスタートです。

切り込み線を目安にハサミでクツシタを切っていきます。
ここから、あのぬいぐるみになるなんて想像できない。との声も!

そこから、切ったりひっくり返したりの作業をつづけて、、
ついに目が出てきました♪
(目の色もひとりひとり違います。片目で違う色の子も居たり。)

お次は、コンテックスの人気商品である「MOKU」の端材、捨て耳(ステミミ)を中綿として詰めていく作業です。

この詰める作業がなかなか、大変。
捨て耳の詰め方&詰める量によってクツシタ人の体型が左右されるのです。

今回は、ワイヤーを入れて、ポーズ自由自在のクツシタ人も作ることができるので、みなさん必死にワイヤーをクツシタ人にセットしていきます。

おとなもこどもも、黙々と好みのクツシタ人になるよう作業に没頭していました♪

好みの体型に仕上がったら、帽子を被せたり、サングラスを作って掛けてみたり♩
スタッフが用意したフォトコーナーで思い思いに撮影会がスタート!

ワケあって、お客様のもとで履かれることのなかった靴下でしたが、ワークショップにご参加いただいた皆様の手によって個性的なオリジナルのクツシタ人が誕生しました。

クツシタ人たちの完成後に、みなさまから「大満足です!」というお言葉を聞けたときには、とても嬉しかったです。
その他にももともとクツシタ人をお持ちの方は、「この子に仲間ができて嬉しいです」と二人を並べてツーショットを撮られていたり、「大切にします♪」とちょこっとカバンに乗せて大事そうに連れて帰られるクツシタ人達は、とても嬉しそうな顔をしていたように思いました♪

ワークショップにご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
これからも、クツシタ人といろんなところに行って可愛がってあげてください。

※クツシタ人ワークショップが大人気だったので、本社今治の地でもなにやら、ワークショップが開催決定!!になったそうです!詳細は、インスタグラムをご確認くださいね。

https://www.instagram.com/Kontex_official/

 

4.端材などを自由に使って工作がたのしめる
「はじっこで遊ぼう!」

子どもたちが端材などを自由に使って工作がたのしめる「はじっこで遊ぼう!」キッズコーナーにコンテックスはタオルを作る過程でどうしても余る”糸”
糸が巻いてあった”糸管”やタオルの種類を切り替えるときに出る”つなぎ部分の布”などを持ち込みました。

ものづくりには、こういった端材や捨てるもが少なからず出てしまいますが、
子どもたち自ら考え、選び、制作し、ひとつの作品を完成させていく姿を見て
まだまだ活用できる「はじっこ」たちをどう使って活用していくか私たちももう一度考え直すいい機会となりました。

 

その他にもイベント2日間でさまざまなワークショップが行われていて、大盛り上がりのパスザバトン。
今回は、56のブランドと2日間で5,585名の方々に来場いただけたそうです。

ファッションアイテムから生活雑貨、飲食、などさまざまなブースが並んで
私たちも、これ買ったよー。あのお店可愛かったね。など情報交換をしつつイベントを楽しみました。

ここで少し、魅力的なお店ばかりで目移りしまくりぐるぐると会場を何周もしながら激戦した

5.”スタッフのおかいもの”をご紹介

HEPのレザーサンダル

HEPさんでは、生産過程で少しのキズができてしまった商品やカラー入れ替えとなった商品を出品されていました。

私はこちらのサンダルを、1日目に購入して、次の日に今回出品していたコンテックスの”タオル靴下”とコーディネートして参戦しました♪
サンダルと靴下の組み合わせで、汗をかいても素足がべたつかず快適に暑い日お出かけできます。
そして、このサンダル素足で履いても、靴擦れ無し!サンダルなのに疲れない!履き始めから足にフィットして心地いい。

ちなみに、コンテックス女性スタッフは全員購入していました。笑

※この靴下は、発売前のアイテムなので乞うご期待です。
コンテックスの「履くタオル」が気になった方はこちらへ▼

 

Petit BateauのTシャツ

ベビー用の肌着でお世話になっているプチバトーさん。
ついつい、この柔らかな肌触りに魅せられて自分用にも…..サイズに迷っていたところ、伸縮性が高いのでジャストもしくは1サイズ下でも◎とのアドバイスをいただき、ピッタリの1枚を購入することができました。

ネットで購入することが増えてきた昨今ですが、店員さんと話しながら商品の特徴、実際の着心地の良さを知ることができて、安心して選ぶことができました。

このTシャツと速乾吸水に優れた”MOKU”さえあれば、暑い夏のお出かけも乗り越えられる気がしてます♩レジャーに最適なタオル「MOKU」はこちら▼

 

6.気づきをヒントに…

ものづくりにおいて、製造過程で無駄が出てしまうのは仕方がないことだと思っていましたが、不要だったものがこうして新たな価値を与えられ生まれかわり、クツシタ人にいたっては素敵な家族ができたのをみると、今後より一層「もの」を大切に、価値あるものにしようという想いが強くなりました。

これらの気づきをヒントとしてタオルだけに留まらずみなさまの暮らしに役立つものづくりを続けていきたいと思います。

スマイルズのみなさま、魅力あるイベントに参加させていただき、ありがとうございました!!
パスザバトンは参加企業としても、いちお客さんとしても楽しい!というワクワクする感覚で参加できるイベントです。

次回の「PASS THE BATON MARKET」は9月に開催されるようです。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。

プロフィール
神野営業

隙あらば地元に帰りたい、今治生まれの東京暮らし。コンクリートジャングルを電動ママチャリで駆け抜けながら家事に育児に奔走中。コンテックス青山店でショップスタッフを5年経験後、育休を経て職場復帰。現在はEC事業部で、主にスチール撮影全般を担当。イベントやPOPUPにも良く出没します。

同カテゴリーの記事