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こんにちは。営業のタケダです。
暑さも本番。この時期になると、ついつい手が伸びる「あのタオル」。
そう、それは「布ごよみ」。
手ぬぐいのように薄く、裏はタオル地。
なので「てぬぐいタオル」と呼んでいます。
あの薄さ。乾きの良さは格別で…
ボリューミーなタオルも好きですが、
「これじゃなきゃ!」というのがあるのです。
愛してやまないタオル。
「でも、あれ?あまり詳しく知らないかも…」
例えば、いつ作られたんだろう?
布ごよみの「ごよみ」ってなんだ?
そして、なぜ長いのだろう?
もっと知りたい!
ということで、今回は誕生のルーツを探ってみました。本題に入る前に、ちょこっと特長についてご紹介します!
目次
1.【薄い】でも吸水性抜群というギャップ
タオルが薄いと何が嬉しいか。
それは、乾きが速いこと!
部屋干しでも、約1時間半ほどで乾きます。
週5日働いていると、洗濯が毎日できないのです…
まるで「前衛的なアート作品」のように山積みになる洗濯物。そこへ、さらに使ったタオルを重ねる罪悪感といったら。笑
さらに、休日が雨の日だと「乾かない!!」
そんなストレスを、布ごよみは軽減してくれます。
ご覧ください、この薄さ!
本当にこれはタオル?
初めて見たとき、正直タオルと思えませんでした。笑 手を当てると、やや透けて見えるくらい薄いです。
「ちゃんと水気は吸うの?」
これが…しっかりと吸うのです!
その理由は、裏面が「タオル地」になっているから。パイルがしっかり水分をキャッチ。
一般的な手ぬぐいにはない、このパイルがミソなのです!薄いのに、本当に頼れます。
そして、絞りやすい!
ぎゅっぎゅっと少ない力で絞れます。
絞るとあら不思議。吸水力復活!まだまだ拭けるのです。
余談ですが…
この「吸水力」に救われたエピソードが。
それは、温泉へ行った時のこと。うっかりバスタオルのレンタルを忘れて、手元に布ごよみ1枚しかない時がありました。
「これだけで?…いや、拭くしかない!」濡れた状態から絞って、拭いてみました。
・・・拭けたっ!!!
後にも先にも、この時ほど「吸水力」に感謝したことはありません。笑
2.【軽い】意外に受けていた!軽さの恩恵
布ごよみの重さは約56g。
例えるなら、卵1個分とだいたい同じ重さ。
「タオルが軽いと、何が便利なのか」
今まで深く意識することがなかった私。
よくよく考えてみると…「軽さの恩恵」かなり受けていました!例えば、こんなシーン。
①「旅行の荷物を軽くしたいけど、マイタオルは持っていきたい」時
ホテルにあるので無くても良いけれど、あると安心の「マイタオル」。でも、スーツケースが重くなるのは嫌だ。
そんな時、布ごよみなら2枚入れても卵2個分。
これくらいなら荷物になりません。畳んでも厚みが出ないので、場所も取らない。旅行のマストアイテムです。
②首に掛ける時
昨年の夏、イベントの時に朝から晩まで首に掛けていました。
マフラーが苦手な私でも、首に巻いてるのを忘れるくらい楽だったのです。厚みのあるタオルと違って、首周りがゴソゴソしないのも良いです。
そのほかには、「軽いから子供も使いやすい」という声も!
3.【長い】100cmに助けられています
長さは100cm。
一般的な手ぬぐいよりも、ちょっと長いです。
長いと何が良いか。
まず、「結べる」ということ。
結ぶと…ちょっとオシャレに見えるんです。
「タオルを首に巻いてます感」を出したくない時にアレンジできます。
そして、首に掛けた時に長さがあると
額の汗も拭きやすいのです。
汗っかきの私は、この長さに助けられています。
もしも「ドラえもんのタイムマシン」が使えるなら…外部活で大汗かいていた、あの日の自分に渡したい。笑 それくらい便利です。
4. 新発見!ワンちゃんにも使える
「ワンちゃんの足を拭くのによかった!」
そんな声を聞き、さっそく使ってみました。
散歩後は、必ず足にシャワーを当てるのが最近の習慣。
拭いてみると…しっかりと拭き上げができました。
特に楽だったのは、「すぐ乾く」というところ。
使った後に掛けておくと、3時間後の散歩時には乾いていました。
散歩に行く度に新しいタオルを出さなくて済むので、洗濯の量が増えない。
洗濯ストレスが、また1つ解消されました!
布ごよみの特長について書き出してみて、
その便利さに、とても助けられていたことを実感。
これは…毎日使ってしまうのも頷けます。笑
5.「倉庫に眠る糸」を活かして
さて、今回の本題であるルーツについて。
今から20年前、本社の倉庫には、タオルを開発する過程で採用に至らなかった糸がたくさん眠っていたそう。
タオルの試作をする上で、どうしても出てしまう「残糸」。試作の過程で出た「残り物」の糸ではありますが、品質は確かな糸。
それらの糸を活かして「新しいタオルが作れないか」と考えたのが開発のきっかけでした。
6. 厚手タオル主流の時代に、あえて薄手を作る「挑戦」
当時は、「厚手のタオル=高級品・良いタオル」というイメージが強く、市場では厚手のタオルが人気でした。
一方で、薄手のタオルは「安価・粗品」というイメージだったようです。薄手のタオルを作ることは、時代に逆行する取り組み。
それでも「作ろう!」と決めたきっかけは、
タオルのセール会場に来たお客さんの一言でした。
「厚いタオルは絞りづらいのよね」
それを聞いたデザイナーは「だったら、ご挨拶の時に配るような薄手タオルがいいんじゃないか!!」と閃いたのでした。
試作品が出来上がり、社員全員が使い心地を試したそうです。そして、改良に改良を重ねました。
例えば、お風呂で背中を洗いやすいようサイズは長めの100cmに。タオルでありながら、ボディータオルとしても活躍!
また、ゴシゴシ洗えて丈夫でありながらも、
「軽量に仕上げる」という点も大切にしました。
一般的なフェイスタオルは100g以上。一方で、布ごよみはわずか56g。
この軽さを実現できたのは、製造スタッフによる努力がありました。
7. 名前の由来。それは「ある閃き」から
ところで、このネーミング。
布ごよみの「ごよみ」は何を意味するのか、疑問が浮かびます。
これは、ぜひ知りたい!
命名をした会長に聞いてみました。
「当時、シリーズ名の多くは横文字がほとんどだったんです。しかし、和柄の手ぬぐいに横文字はしっくりこない。
頭を悩ましていたところ、黒板に「大きな伊予銀行のカレンダー」がぶら下がっているのが目に留まりました。
カレンダーは、日本語で「暦(こよみ)」。
季節感がテーマなので、それに「布」をくっつけただけですが。語感が良いので当初から気に入っていました。商品イメージとネーミングが、いい感じに合っているように感じます。自画自賛にはなってしまいますが…笑」
まさかの「カレンダー」が由来だったとは、驚きです。
「残り物」の糸を何とかできないか…そんな思いから開発がスタートし、試行錯誤を重ね、使い勝手の良さを研究。そして、形になったタオルに、キャラクター性が滲み出る名前が付けられました。
「色々な人の交わりの中で出来上がった、歴史ある商品だと思います」と会長の言葉。
ルーツを辿り、私が一番に感じたのは「布ごよみが愛情をもって生み出されたということ。そして、使ってくださる皆さまのおかげで、20周年を迎えることができている」ということです。そのタオルを使って今日も汗を拭いている。大げさかもしれませんが、拭くたびに嬉しくなります。
まとめ
初めに開発されたのは、こちらの3柄。
動物に、おすもうさん、食べ物・・・と柄がどんどん増えて今ではその総数、190柄にまで及びます。
発売から1000万枚以上販売されており、最近では海外の方がお土産に買ってくださることも。国内にとどまらずご愛顧いただいています。
「コンテックスを初めて知った」というお客さんが、布ごよみを見て
「えっ!!この柄持ってる!
これもコンテックスだったの??」
と驚くことも。笑 「実は、既に持ってた!」そんなエピソードも多いのです。
あなたのご家庭にも眠ってるかも…
ぜひ、タオルの引き出しを覗いてみてください。笑

一枚のタオルがきっかけで、Kontexに入社。EC事業部で商品ページやギフト提案を担当。ECの仕事を通して、何でも面白がってやってみることに目覚める。休日は、最低でも4回犬の散歩に出かける愛犬家。観光地の名所や、坂道のバックグラウンドストーリーが好きで、碑文の文字は全部読みがち。
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